ギネス記録に挑戦
嫁「ちょっとだけなら大丈夫だよ、一緒にやる?」(寝言)
俺「うん」←とりあえず
嫁「わたし右ね」
俺「なにするの?」
嫁「あっちとこっちで引っ張ってね、すっごい長いナン作るの」
嫁「全長20m」
嫁「ギネス記録に載るの」
嫁「誰もやったことがない偉業を成し遂げる」
嫁「でもカレーが普通のお鍋でしか作れないから割合が難しいかもしれない」←?
嫁「作らないことには始まらないから、まずはナンを完成させるの」
嫁「がんばってね!」←他力本願
俺「できたよ」
嫁「1mmでも短いとダメなんだよ」
嫁「これはちょっと短すぎじゃない?」
俺「そう?」
嫁「うん、審査員の方が渋い顔してるから簡単じゃないんだよ」
嫁「わたしが持ってるから旦那くん伸ばして」
嫁「旦那くんの脚力にかかってる」
俺「脚力?」
嫁「最初の爆発的な移動で一気に伸びるんだよ」
嫁「いくよー」
嫁「よーい・・・・・・ドン!」
嫁「・・・すごい!」
嫁「これはいったんじゃない?」
嫁「審査員の人が喜んでる」
嫁「いったね!これはいったね!」
嫁「頑張ったね!偉いね!」
嫁「カレーはグリーンカレーがいいなー」
嫁「パンチが効いているやつがいい」
俺「ナンはどうやって焼くの?」
嫁「これから大釜を作るの」
俺「今から作るの?」
嫁「大丈夫、レンガだからすぐできるから」
嫁「地元の皆さんが頑張ってくれるから」←また他力本願
嫁「昔ながらの製法だよ」
嫁「バターはエシュレバターだから美味しい」 *嫁はエシュレバター大好き
俺「ナン焼けたよ」
嫁「ホントだ!」
嫁「うん、いいかもしれない」
嫁「測定してもらわないと」
嫁「・・・」
俺「どう?」
嫁「今、走ってる」←おそらく審査員が
嫁「25mだって!やったね!」
嫁「記録達成だって!」
嫁「やったー!これで報われた」
嫁「これまでの苦労が実ったね」
嫁「やっぱり努力は実を結ぶんだよ」
嫁「諦めなければ人は進化できる」←壮大になってきた
嫁「学んだね」
嫁「何か自信ついたから肩幅が広くなった気がする」
嫁「旦那くんも胸板が厚くなったんじゃない?」
嫁「よかったね」←胸板薄いのを馬鹿にされてる?
*ちなみに、世界一でかいナンは、「長さ4.96m、幅1.26m、重さ32kg」だそうです。