お尻とディナークルーズと鱧
嫁「冷凍庫みたいだね、寒いね」(寝言)
嫁「旦那くんの自慢のお尻は?ちゃんと温かい?」
俺「・・・うん」
嫁「その熱を保ってないと船には乗れないから」
嫁「お尻の熱で動く船だから」
嫁「定員が10名で、10尻集まらないと動かないから」
嫁「京都の川床を渡るの」
嫁「熱尻尻ボート」
嫁「独特のネーミングだけど、奇をてらっている感じがあざといけど、それでちょっと有名になっちゃって京都の料亭でやってるの」
嫁「熱尻尻ディナークルージング」
嫁「この間応募したけどまだ当選こないの」
嫁「当たったら行こうね」
嫁「中で鱧パーティーしてるの、鱧しゃぶしゃぶ」
嫁「鱧はどうして鱧っていうの?」
俺「どうしてだと思う?」
嫁「やっぱり顔じゃない?締まらない顔してるから」
嫁「でも身は締まってるから」←誰がうまいこと言えと
俺「日本酒もあるよ」
嫁「鱧酒だ!」←ハブ酒みたいな言い方を・・・
嫁「ハブ酒に倣って鱧酒を作ったんだね」←やっぱり
嫁「これもちょっと変なやつだね」
嫁「京都はB級グルメが多いの?」←失礼
嫁「でも火をつけるといい香りだね」←河豚のひれ酒じゃないそれ?
嫁「実はこれ幻のお酒なんじゃない?見たことないもん」←俺もない
嫁「高いんじゃない?」
嫁「1杯6万円だって!」←また6万(関連参照)
嫁「こんなの私でも作れるよ」
嫁「一発当てられるかもしれない」
嫁「月に3人くらいに飲んでもらって、18万くらいになって、貯金して、旦那くんと旅行行くの」
嫁「でも鱧はどうやってとるの?」
嫁「釘で頭打つんだっけ?」←急に怖いこと言い出した
俺「できるの?」
嫁「できない」
嫁「あんなの人間のやることじゃないよね」
嫁「美味しいけど」←食べるのはいいらしい
嫁「何か痛くなってきた」
嫁「う~、痛い~~~」
俺「どうしたの?」
嫁「痛い・・・」
俺「怪我したの?」
嫁「わかんないけど、釘踏んだかもしれない」
嫁「取って~」
俺「これ?」
嫁「痛い~」
俺「取れたよ」
嫁「痛くない」
嫁「こんな長いのが入ってた」
嫁「雑菌が入って私の足・・・・・・手術?手術しないといけない?」
俺「治したよ、キレイになった」
嫁「ピカピカだ!」
嫁「角質も取れたみたい!すごーい!」
嫁「ドラクエみたいだね」
俺「ドラクエ?」
嫁「寝たら治っちゃうみたいな」
そんな夢のような話あるわけ・・・夢でした
▽関連▽
1杯6万円の日本酒